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HOME > 低血糖 > [低血糖に関するレポート]低血糖
低血糖
   
低血糖
 
低血糖症とは
   グルカゴン分泌の枯渇や、薬剤による血糖値の降下により、血糖値が一定より低い状態に陥った状態。適切な対処により速やかに回復するが、放置すると昏睡状態に陥り死ぬこともある。また、車の運転中の低血糖は交通事故を引き起こしかねない。
 低血糖は食事の時間が遅れたり、食事の量や糖の摂取量が少ない場合、いつもより運動量が多い場合になりやすい。

低血糖の症状
 
血糖値  
グルカゴンなど血糖上昇ホルモン分泌
60mg/dL <自律神経系による自覚症状>
発汗、手足の震え、動悸、不安感、顔面蒼白、吐き気など
50mg/dL <中枢神経系による自覚症状>
集中力低下、脱力、眠気、生あくび、疲労感、目のかすみ、言語不明瞭
40mg/dL
異常行動(錯乱、言語不明瞭など)、意識レベルの低下、けいれん
20mg/dL
昏睡状態、脳への障害
 

低血糖時の対応(患者)
 
経口摂取が可能な場合は、ブドウ糖(5〜10g)またはブドウ糖を含む清涼飲料水(150〜200mL)を飲む。ショ糖はブドウ糖の倍量(10〜20g)の摂取が望ましい。ブドウ糖以外の糖類では効果は遅延する。α グルコシダーゼ阻害薬を服薬中の患者はショ糖では効果が遅延するため、必ずブドウ糖を摂取する。
15分後低血糖状態が続くようであれば、再度同量の糖を摂取する。
症状が治まったら、すぐに食事をするか炭水化物を1〜2単位(80〜160kcal)を摂る。
意識がないなど経口摂取が不可能な場合は、グルカゴンを家族が注射し主治医と連絡を取って医療機関へ運ぶ。
意識を失った患者に無理やり液体などを摂取させると誤嚥の危険があるので注意する。

無自覚性低血糖(無反応性低血糖症)
   何の自覚症状もなくいきなり介護を必要とする低血糖症となること。
重篤な低血糖を繰り返すことで、体の低血糖を感じる閾値が下がり(交感神経ホルモンが作用する血糖値が低くなる)、前兆がなく突然昏睡に陥る。また、自立神経障害によって交感神経刺激症状が欠如し同様の無自覚性低血糖に陥る場合もある。

低血糖の予防
   自動車の運転をする患者にはブドウ糖を多く含む食品を車に常備させる。運転直前に血糖値を測定し、100mg/dL以上あることを確かめてから運転するのが望ましい。運転中に低血糖症状を感じたら直ちに車を停車させ、速やかに常備しているブドウ糖を含む食品を摂取する。
重篤な低血糖を起こしてしまった場合は、1-2週間血糖コントロールの目標値を高めに設定し、低血糖を起こさない期間を作ることで無自覚性低血糖の発生を予防する。
 
 
参考資料
  糖尿病治療ガイド2002-2003
(社)日本糖尿病学会
   
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