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HOME > SMBG関連 > [SMBGに関するレポート]測定値に影響を及ぼす因子
SMBG関連
測定値に影響を及ぼす因子
 
1. 環境温度の影響
  ダイアセンサーおよびGセンサーは酵素反応を測定原理としていますので、環境温度の影響を受けますが、グルコカードシリーズは本体にサーミスターを内蔵することにより環境温度の補正を行なっています。したがって、測定機が環境温度に十分なじんだ状態であれば、使用環境温度である10〜40℃で正確な測定ができます。
 しかし、以下のような場合には、サーミスタの温度と実際の環境温度に食い違いが生じるため、正確な測定値が得られません。このような場合には、測定機の温度を部屋の温度に十分(20〜30分)なじませてから測定を行なってください。

(1) 寒い部屋から急に暖かい部屋に移動してすぐに測定を行なった。
⇒測定値が高くなります
(2) 暖かい部屋から急に寒いところに移動してすぐに測定を行なった。
⇒測定値が低くなります。
(3) 測定機を手で暖めた。
⇒測定値が低くなります。


2. 検体量の影響
   ダイアセンサーおよびGセンサーは、毛細管現象により一定量の血液を吸引する仕組みになっています。血液が吸引されると電極間に電流が流れるため、自動的に測定機のカウントダウンが始まります。
<ダイアセンサー>
 ダイアセンサーは電極の間に電流が流れることにより測定機のカウントダウンが始まりますので、下図のように血液量が少ない場合でも測定が始まってしまいます。
このように検体量が不足した場合、血液の到達している部分でしか電流が流れないため、測定値が低くなります。

<Gセンサー>
 Gセンサーは血液不足を検知してエラー(E-9)を出す仕組みになっています。そのため、血液量不足による低値化が生じません。


3. 溶存酸素の影響
  ダイアセンサーの測定原理はGODアンペロメトリー法であるため、血液中の溶存酸素により以下の副反応が生じます。

グルコース+O2+H2O→グルコン酸+H2O2

この副反応は血液中の酸素分圧が高くなるほど反応が進行します。そのため、本来電極で生じるべき以下の反応が阻害され測定値が低くなります。

グルコース+2[Fe(III)(CN)6]3-+H2O → グルコン酸+2[Fe(II)(CN)6]4-+2H

採血管で採血した静脈血などを検体として用いる場合は、血液を激しく攪拌すると酸素分圧が上昇しますので、緩やかに攪拌して酸素分圧を上昇させないように注意していただく必要があります。

一方、Gセンサーの測定原理であるGDHアンペロメトリー法はこの副反応が生じないため、溶存酸素の影響を受けません。


4. 還元性物質の影響
  血液中にはアスコルビン酸(ビタミンC)や尿酸などの還元性物質がありますが、これらの還元性物質があると、ダイアセンサーやGセンサーでは酵素反応を介さずに以下の反応が生じます。

2[Fe(II)(CN)6]4- →  2[Fe(III)(CN)6]3-+ 2e-

この反応によりグルコースに依存しない電流が余分に流れるため、測定値が高くなる要因となります。


   
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