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SMBG関連
   
 
プラストーク〔Plus Talk〕 オプション
小型血糖測定機用音声出力装置
プラストーク〔Plus Talk〕
目の不自由な方の自立を支援します。
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  臨床レポート
  目の不自由な方へのSMBG手技指導方法
〜「プラストーク」を利用して〜
 
 
 新潟県にある新潟市社会福祉法人社会事業協会『信楽園病院』は、内科部長山田幸男先生を中心に「視覚障害者リハビリテーション外来」を設置し、内科と眼科で連携した診療を進められている病院である。そのため遠方から来院する患者さんも多いという。

 平成12年の夏から、初めてSMBGを始められる目の不自由な患者さんで希望される方に対して「プラストーク」(SMBG音声出力装置)を用いた手技指導を行い始めた。看護主任の佐藤さんは、これまでに全盲の患者さんや弱視の患者さんにも手技指導を行なった経験がある。

   
 
−目の不自由な方にとって、プラストークを使用したSMBGはどのような意味がありますか?
 これまでSMBGは、インスリンに比べておろそかになりがちでした。また、仮にSMBGを行ったとしても自分で数値を確認することができず誰かに結果を読み上げてもらわなければなりませんでした。これは目の不自由な方にとっては「人の手を借りなければできない」という大きな精神的負担だったのです。
しかし、プラストークは数値を音声で知らせてくれますので、患者さんが一人で測定することができます。そのため、患者さんの自立の大きな助けになっています。また、測定した結果を自分自身で知ることができるので、治療に対するモチベーションもあがります。


−どのような手順で指導されているのですか?
  (1) まず手技の流れを口頭で説明し、頭の中でイメージしてもらいます。
   
  (2) 次に、使用する器具を触ってもらいます。この時、それぞれの器具の大きさや表裏などとともに、レバーやスイッチやボタンなどの位置を触って、動かし方や仕組みを確認してもらいます。
   
  (3) いよいよ実際に手技を行ないます。まずは患者さんの手をとって器具を持たせ、口頭で手技を説明しながらこちらの手も添えて行います。このとき、向かいからではなく患者さんと同じ向きで指導した方がわかりやすいでしょう。
   
(4) 最後に患者さん一人で実際に行なってもらい、手技を確認します。
最初は要領がつかめずうまくできないこともありますが繰り返し指導します。
患者さんのペースに合わせてですが、およそ1時間ぐらいかけて指導します。

−具体的な指導のポイントはどんなことでしょうか。
 目の不自由な患者さんがSMBGを行う際に本当に困難なのは、「穿刺」と「血液の点着」なのです。いくら結果を音声で知らせても、測定ができなければ意味がありません。最近のSMBGは必要な血液量が少なくてすむようになって痛さが軽減されていますが、目の不自由な方や手が震える方にとっては、手技が難しくなっているのです。
 そのため、穿刺位置をわかりやすくするために穿刺の際にはランセットの端に親指を添え(黄色破線)位置の目安にします。点着の際にはセンサーの先に指を添えて(赤色破線)、センサー先端を誘導すると点着しやすいでしょう。
 そのほかに、目の不自由な方に指導する際には、次のことも注意するとよいと思います。
   
 
◎可能であれば、ご家族の方と一緒に手技指導を行う
  本人だけでなく周囲の方も理解することで、困ったときなど自宅でサポートできます。
◎指導者はSMBGに熟知しておく
  特に全盲の方は、見えない分聴覚と記憶力が優れており、口での説明を全部覚える方もおられます。
あいまいな説明や、同じ道具を異なる名称で言うと患者さんは混乱してしまいます。
◎手技の解説書や説明書は必ず患者さんにお渡しする
  「目の不自由な方に紙をお渡しするのは・・・」と思われるかもしれないが、何かトラブルがあったときや困ったときに周囲の方に読んでもらえれば患者さんは理解できます。
◎機器の定期的な清掃と点検を心がける
  見えないと測定機や穿刺具も汚れがちです。来院のたびに機器を持参いただいて汚れを拭き、血液が内部に入って故障していないかどうか確認することも重要です。
◎SMBG道具は一ヶ所にまとめる
  プラスチックのトレーなどにまとめておくと管理しやすく、無くすこともありません。
   
 
−最後に目の不自由な方へのSMBGの手技指導についてご意見をお願いします。
 目の不自由な方への指導は、いくつか配慮すべき点はありますがそれほど特別なことではありません。最終的には指導する側が熱意をもって患者さんに接することが重要であると思います。
 また、特別目の不自由な患者さんでなくても、高齢になるにしたがって少なからず目が見えにくくなり、指先が震え、力が入りにくくなります。高齢の患者さんへの指導にも、これらの配慮は大切なことではないかと思います。
(2004.3.16取材)

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