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2005年5月13日、京都国際会議場(京都府京都市)にてランチョンセミナーを開催いたしました。
(主催:日本医学検査学会、後援:アークレイマーケティング)
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演者には尿中蛋白定量法の第一人者である東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科教授の芝 紀代子先生、
座長には九州大学教授の大澤 進先生をお迎えし、盛況のうちに終えることができました。
近年得られた尿蛋白に関する知見の数々をご講演いただき、会場は熱気につつまれていました。
ご参加いただきました方々には、この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。
以下にご講演内容の概要をまとめさせていただきました。
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▲会場はほぼ満席となりました |
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 ▲座長の大澤進先生 |
■蛋白尿は、腎臓の障害に伴い尿に蛋白が漏れ出てきてしまう病態ですが、障害の悪化にともない尿中の蛋白量は増えます。
尿蛋白試験紙は30mg/dL以上の蛋白が尿中に出ていれば検出することができます。
このような蛋白尿に含まれる蛋白はアルブミンがほとんどです。
それに対して、腎障害の初期の蛋白尿に含まれる蛋白は、量は少ないですが様々な蛋白が含まれます。
いわゆる「尿中微量蛋白」と呼ばれるもので、含まれる蛋白は腎臓の病態を反映するといわれています。
ここ15年くらい、腎病変の早期発見のマーカーとして、この尿中微量蛋白が注目され、微量の蛋白を高感度に精度よく測定する方法が望まれていました。
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■芝先生が開発された「銀染色・ドットブロット法」は、セルロースアセテート膜による蛋白電気泳動と銀染色法を用いることで、尿中にある微量蛋白を分画し、精度よくそれらの濃度を測定できます。
特に、銀染色法は尿中の微量蛋白を高感度で測定できることに加え、測定前に尿を濃縮する必要がなく操作が簡便なことや、蛋白種による反応の差が小さいことなど大変すぐれた方法です。
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▲演者の芝紀代子先生 |
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■「銀染色法」を用いて、尿中の微量蛋白について検討した症例についてもお話いただきました。
IgA腎症ではタム・ホルスフォール蛋白とアルブミンが複合体を形成している分画がみられること、尿細管性間質性腎炎では、糸球体性の蛋白よりも尿細管性の蛋白が出る傾向にあるなど、特定の腎障害の時に特徴的なマーカーや、蛋白分画パターンが見出されます。
このような蛋白分画パターンを得るとともに、その量を測定することが早期腎障害の診断の大きな助けとなる可能性があります。
なお、アルブミンなどにおいて、同じ蛋白でも分子サイズが異なるものが尿中に出現し、その出現パターンが病態を反映している可能性があります。
このような多彩な蛋白パターンにも今後、注目していくことが望まれます。 |

▲熱心に聞き入る参加者 |
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