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第48回日本糖尿病学会年次学術集会にて日本糖尿病学会とアークレイが共催するランチョンセミナーが、5月14日にポートピアホテルで行われました。
座長に山形大学の富永真琴先生、演者に東邦大学の芳野原先生をお迎えし、「メタボリックシンドロームの管理-SMBGの活用とその現況-」という演題で、ご講演いただきました。講演の内容を以下にご紹介します。
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▲座長の富永先生 |
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| ▲ご講演頂いた芳野先生 |
人類は誕生してからずっと飢餓との戦いであり、脂肪を蓄積し、免疫力を高め、怪我をしても血液は止まりやすく塩分を確保するような体質である。
そのため、現在のような飽食の状態に人類は適応できないため、メタボリックシンドロームが出現する。
血管の内皮下ではLDLが高血糖や喫煙などの酸化ストレスが原因で、酸化されて酸化LDLになり、それをマクロファージが取り込み泡沫化することで動脈硬化が生じる。
LDLの中でもサイズが小さく比重が重い「small,dense LDL」が酸化を受けやすい。
中性脂肪(TG)が増加すると「small,dense LDL」が増加し、特に食後の高中性脂肪が「small,dense LDL」を作る。
つまり食後の高血糖、高TGが動脈硬化につながる。
また、LDLは酸化を受けマクロファージを泡沫化するが、レムナントは酸化を受けずにそのままマクロファージに取り込まれ泡沫化する。
インスリン抵抗性の指標として@small,dense LDL Aレムナントの停滞 BHDLの単独低下があげられる。
しかしこれらの食後の高血糖、高TGはOGTTでは評価できない。
そのため、高TGを評価するために「テストミール」の製作を座長の富永先生と一緒に行っている。
現在テストミールAとBを試作中であるが、血糖値のピークが食後30分にあり、中性脂肪のピークが食後60分で見られる。
なお、これらのテストミールが完成すれば食後血糖値をSMBGを用いて自宅などで気軽にテストすることができる。
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最近のSMBGではその表示値について取りざたされている。
従来アークレイ社では静脈血漿値に近い値に換算する測定機を発売しているが、ISO15197が施行されたこともあり指頭の血糖値をダイレクトに示す「グルコカードダイアブルー」という商品を発売予定である。
日常の臨床では、検査室の測定値に近い静脈血漿値を示すほうが好ましいが、ISOではそれとは少し異なるようである。
グルコカードダイアブルーをISO15197のシステムの性能評価の方法に準じて評価した結果、十分その許容範囲内に入ることが明らかとなった。
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▲満席の会場 |
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最後に座長の富永先生より、GDH法によるマルトースの件に触れられ、SMBGのMはmonitoringのMであり、measurementのMではない。
病棟や緊急での測定の場合にはSMBGではなくPOCTの測定機を使用するよう注意喚起があり、GDH法を使用した測定機も患者様の在宅使用においては全く問題はなく、詳細は雑誌「糖尿病」2月号の巻末を参照のことと述べられました。
多くのランチョンセミナーが行われている中で、310名の会場は満席となり、立ち見で聴講される方もいらっしゃいました。
会場に足を運んでくださった先生方にはこの場をかりて御礼申し上げます。ありがとうございます。
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