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第1回乳酸研究会
 「第1回乳酸研究会」は東京大学大学院総合文化研究科助教授の八田秀雄先生を 発起人として2005年2月19日に東京大学で行われました。 「乳酸の基礎的理解と応用を目指して」というテーマで5つの講演とパネルディスカッションが行なわれました。
 最初に、八田秀雄先生より、乳酸値は運動強度の指標としてゴールデンスタンダードとなっている現状と、乳酸を疲労物質と捉えず嫌気的糖代謝が亢進する中で蓄積されるエネルギー基質として捉えるべきであるとの最新の知見をご紹介頂きました。
 財団法人京都地域医療学際研究所スポーツ医科学センターの足立哲司先生より、乳酸分析器の種類と測定手技及び注意点、そして測定値の相関に関する説明があり、その中で各分析器の値のずれについて来場者より質問があり、アークレイ学術担当よりその背景について説明がありました。

▲発起人の八田秀雄先生

▲会場の様子
 研究会の協賛メーカーである「ピューラック・ジャパン株式会社」代表取締役の浜中正樹様より、乳酸が種々の工業製品の添加物やエコロジー材料として利用されていることをご紹介いただきました。
 立命館大学工学部の里見潤先生より、競技スポーツのトレーニングに血中乳酸値が活用されてきた歴史と、ボート競技における実用例をご紹介頂きました。
 横浜市スポーツ医科学センターの持田尚先生より、陸上競技におけるスプリンターのコーチングにMART(Maximal Anaerobic Running Test)と呼ばれる血中乳酸測定を用いたプロトコールの結果を生かしている実例が示されました。

▲パネルディスカッションの様子
 その後のパネルディスカッションでは、競技スポーツで用いられているLTポイント測定を基本概念とした乳酸の捉え方と、エネルギー基質としての捉え方を中心に活発な議論がありました。
 最後に八田先生より、今後年間1回から2回の予定で開催してゆく予定が示されました。

▲アークレイマーケティング
展示ブースの様子
当日はあいにくの雨模様でしたが、全国から約140名の方が来場され、乳酸測定に対する関心の高さを実感した研究会でした。ご来場いただいた先生方におかれましては、大変ありがとうございました。

※第1回乳酸研究会の報告は月刊トレーニング・ジャーナルの4月号に掲載されます。
   
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