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> 食事サポート > 京優膳(合わせみそ・白みそ・お吸いもの) >
臨床レポート |
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| 福岡市にある「南昌江内科クリニック」は、院長の南先生の診察を受けに遠方から通院されている患者さんも多いクリニックである。そのクリニックで管理栄養士として栄養指導を行っている田村さんは、患者さんが実感でき、継続しやすいよう配慮した栄養指導を行っている。 |
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| −具体的にどのような栄養指導をされていますか? |
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最初に『食事記録』を3日分つけて提出するようお願いしています。3日間の食事内容を見ることで、その方の食生活を大まかに把握することが出来ます。その内容について、「たんぱく質に偏っていますね」とか「アルコールは量を決めて飲みましょう」とかこちらから赤でびっしりコメントを入れ、患者さんにお返しします。
本当は口で言う方が楽なのですが、患者さんはその時はうなずいていても、帰宅すると覚えていないこともあります。紙に書いてお渡しすれば、いつでも見直すことが出来ます。 |
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| 次の来院時(要予約)にはいつもの食事内容に近い量のお弁当を持参していただきます。そのお弁当の量やバランスを実際に見て「野菜をもっと摂りましょう」など具体的なお話をします。お弁当を持参いただくと患者さんが普段どのような食事をしているのかがよくわかります。そしてそのお弁当で食事負荷試験をし、その間に本や資料を用いて食事療法についてお話します。 |
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この時に、塩分指導も行います。塩分指導は京優膳を用いて行っています。京優膳は1食分ずつ個包装になったフリーズドライの減塩タイプのおみそ汁とお吸いもので、160mLの熱湯ですぐに出来上がります。1食分に1.2gの塩分が含まれます(一般的なおみそ汁に比べ約40%減塩)。この塩味をご家庭のおみそ汁と比較していただきます。京優膳を「薄すぎる」と感じられた方には、この塩味に慣れるよう、ご家庭のおみそ汁の塩分を控えるよう指導します。また、持参いただいたお弁当と一緒におみそ汁(京優膳)を召し上がっていただきます。お弁当に比べておみそ汁(京優膳)が薄いと感じる方には、おかずの味付けを薄めにするよう指導します。 |
| −なぜ塩分指導に「京優膳」を使われているのですか? |
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京優膳はお湯さえあれば簡単に作ることができるので、目安にしてほしい塩分量のおみそ汁を手軽に患者さんに実感していただくことができるからです。患者さんもただ口頭で「塩分を控えなさい」といわれるよりも、実際に目安となるおみそ汁を召し上がる方が感覚として理解することができます。その上京優膳は塩分が少なくてもおダシがきいているので、薄味でもおいしいと患者さんにも好評です。また、個包装のフリーズドライで簡便なので、京優膳を持ち帰って実際にご家庭のみそ汁の塩味と比較し、ご家族で確認される方もいらっしゃいます。 |
| −糖尿病の方の栄養指導というとまず「カロリー」というイメージがあるのですが・・・。 |
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もちろん摂取カロリーを守ることは重要です。しかし、ただ単に「あなたのカロリーは1600kcalです。ご飯の量を減らしましょう」といっても、患者さんはなかなかできません。「食事の量を減らす=我慢」となり大きなストレスを感じてしまいます。
しかし、カロリーがオーバーしている方は、おかずの塩分量が多いためにご飯を食べ過ぎているという場合が多いのです。お漬物や塩辛いおつまみの量を減らし塩分を抑えたものにするだけでご飯やビールの量はおのずと減少します。塩辛いものを食べると、あと一口ご飯がほしくなる、ビールが飲みたくなる、というのを防ぐのです。おかずや汁物の塩分を控えてまず「薄味」を習慣づけることで、自然とご飯の量が減って食べ過ぎないようになるのです。 |
| −栄養指導でどのような質問をされることが多いですか? |
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外食でどんなメニューを選べばよいのか?という質問が多いですね。「先生、今日はカロリーが低い『ざるそば』を食べたよ!」なんて言ってこられる患者さんがいらっしゃいます。全体のカロリーはそれほど高くないとはいえ炭水化物だけですから血糖値は急に上がってしまいますしバランスも悪い。
高い血糖値を見てがっかりされている患者さんには「『ざるそば』はバランスが悪いから食べちゃダメ」ではなく、「それよりも野菜が食べられる『ぶっかけそば』の方がいいですよ。」とか「量も大事だけどバランスの良いものを食べましょう。例えば『ラーメン』よりも野菜がたくさん食べられる『ちゃんぽん』もお勧めですよ」など
、逃げ道というか代替案を提案してあげることが重要だと思います。 |
| −栄養指導で重要なポイントはどのようなことでしょうか。 |
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個人のライフスタイルの中で「食事」は大きなウエイトを占めますから、それを急に変えさせるのは患者さんにとって大きなストレスになります。
患者さんは頭ではわかっていてもなかなか実践できないのです。ですから、まずは私たちが患者さんのライフスタイルをよく知り、患者さんが「これならできそうだ」と思うような小さな目標をたてて指導しています。その方の食事療法に対するやる気を絶やさないように、決して食べる楽しみを奪ってしまわないように気をつけています。 |
| −これからどのような栄養指導を目指されていますか? |
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今後は栄養指導に調理実習も加えたいと思っています。またカロリーを抑えたフルコース料理などを作って患者さんと会食し、食事療法をしながらでも十分食事を楽しむことができることをもっともっと伝えていきたいと思っています。 |
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