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HOME > 食事サポート > [食事サポートに関するレポート]難消化性デキストリン
食事サポート
難消化性デキストリン
 
食物繊維とは
   「人間の消化酵素で分解できない難消化性成分の総称」(五訂日本食品標準成分表より)
以前は栄養素とはならないため不要と思われていましたが1970年代ごろから研究が進み、生活習慣病の予防に効果があることが解明されてきています。今では健康を維持する上で重要な役割を果たす「第6の栄養素」として注目されています。

食物繊維の摂取量
   現在日本人の食物繊維の平均摂取量は1日当たり16g程度といわれています。摂取量は戦後食生活の欧米化とともに摂取量は減少し続けており、1945年には23.3gだったのが1955年には22gになり、1985年には16.8gとなっています。
日本人の食物繊維摂取量の推移
そこで厚生労働省では1994年の「第5次改訂の栄養所要量」から、食物繊維の目標摂取量を成人1日あたり20〜25gと設定しました。(1000kcalあたり約10g)

食物繊維の種類
  食物繊維には大きく分けて「不溶性食物繊維」と「水溶性の食物繊維」の2種類があります。
不溶性の食物繊維は、いわゆる繊維質の繊維で野菜や芋などに多く含まれるセルロースなどです。水溶性の食物繊維は、果実や海藻に含まれるペクチンやガム類です。

食物繊維の一般的な作用
  不溶性の食物繊維は、腸の蠕動運動を刺激し排便を促し、排便量を増やします。水溶性の食物繊維は胃の中で水分と一緒にゲル化することで、糖分やコレステロールなどの吸収を抑える働きがあります。また、水溶性の食物繊維も水分を多く含むため排便量を増やします。

食物繊維のカロリー
  これまで食物繊維はカロリーがゼロといわれていました。しかし、人間の消化酵素では分解吸収されないが一部は大腸の腸内細菌により発酵分解されエネルギーとして吸収される、という研究が進み、五訂日本食品標準成分表(2001年出版)から、きのこや海藻にもエネルギーが設定され、一般的に食物繊維のエネルギー換算係数は2kcal/gになりました。
また、特定の食物繊維素材については大腸での発酵分解率からエネルギー換算係数が求められ、寒天やセルロースは0kcal/g、難消化性デキストリンは1kcal/gなど個別に定められています。

難消化性デキストリンとは
  とうもろこしでんぷんを焙焼しアミラーゼで加水分解したものを取り除き分解されなかった「難消化性」の部分を精製した水溶性の食物繊維です。
白色の粉末で水に溶けやすく粘度が低いのが特徴です。エネルギーは1kcal/gです。

難消化性デキストリンの効果
  便秘や腹部膨満感を解消する整腸作用、コレステロールや中性脂肪の体内での蓄積を抑制する作用、そして腸内での糖分の吸収をさまたげて、食後の血糖上昇を抑制する作用や、継続摂取により糖代謝の改善や脂質代謝の改善、体内に蓄積された脂肪減少の作用があることも報告されています。
健常者や2型糖尿病の方を対象とした臨床評価も多く報告されています。

難消化性デキストリンの安全性
  ADI(許容一日摂取量)の定められていない、安全な素材です。
一過性の緩下作用がある方もいますが、ED50は1.6g/kg・体重です。
(体重60kgの人が1度に96gの難消化性デキストリンを摂取すると50%の人に緩下作用が現れる)
難消化性デキストリンの摂取によって低血糖になることはありません。しかし、インスリンや血糖降下薬などを使用した場合、難消化性デキストリンと一緒に摂取した食事の血糖値の上昇が予想より低くなる可能性はあります。
   
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